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「証券外務員一種って難しいの?」「働きながら独学で受かる?」——金融業界を目指す学生や、金融の知識を仕事に活かしたい社会人にとって、最初に気になるのがこの点だと思います。
結論から言うと、証券外務員一種は正しい順番で対策すれば、独学でも十分に合格を狙える資格です。私自身、金融IT分野のエンジニアとして働きながら、独学で一種に一発合格しました。この記事では、公式データと自分の受験経験の両方をもとに、難易度・勉強時間・具体的な勉強法を、これから受ける人の目線で整理します。
証券外務員一種とはどんな資格?

証券外務員は、証券会社や銀行などで株式・債券・投資信託といった金融商品を販売するために必要な資格です。日本証券業協会が実施しており、この資格がないと金融商品の勧誘・販売ができません。金融機関に就職すると入社後すぐに取得を求められることが多く、就活・転職で「金融の基礎知識がある」ことの証明にもなる資格です。
学生や社会人にとってのメリットを整理すると、次の通りです。
- 金融・証券業界の就職・転職で評価されやすい
- 株式・債券・投資信託の仕組みが体系的に身につく
- 自分の資産運用(新NISAなど)の判断力が上がる
- 受験資格がなく、誰でも・いつでも挑戦できる
一種と二種の違い|どちらを受けるべき?
証券外務員には「一種」と「二種」があります。ざっくり言うと、扱える商品の範囲が違うというのが最大のポイントです。
| 二種 | 一種 | |
|---|---|---|
| 扱える商品 | 株式・債券・投資信託などの現物 | 二種の範囲 + 信用取引・デリバティブ(先物・オプション) |
| 出題数 | 70問(300点満点) | 100問(440点満点) |
| 試験時間 | 2時間 | 2時間40分 |
| 合格基準 | 7割(210点)以上 | 7割(308点)以上 |
| 難易度 | やさしめ | やや難しい(計算・デリバティブが加わる) |
二種は現物商品だけを扱える基礎資格、一種はそれに加えて信用取引やデリバティブといったリスクの高い商品まで扱える上位資格です。実務では一種を求められる場面が多く、金融機関では一種の取得が前提になっているケースも珍しくありません。
どちらを受けるべきかは、目的で決めましょう。
- 金融業界を目指す/実務で使いたい → 迷わず一種でOK。二種の内容は一種に含まれるので、二種を飛ばして一種から受けても問題ありません。
- まず金融の入門知識を身につけたい → 二種から始めて段階的に一種へ、でも可。
私が一種を選んだ理由は、金融ITのエンジニアとして業務理解が必要だったからです。システム開発や業務に関わるうえで、金融商品の仕組みや証券業務の基本を知っておくことは大きな武器になると感じました。二種ではなく一種にしたのも、「どうせ学ぶなら実務理解に直結する範囲まで一気に押さえたい」と思ったからです。
証券外務員一種の難易度と合格率
難易度を測るうえで参考になるのが合格率です。2025年度の一種合格率は73.1%(二種は68.1%)と、資格試験としてはかなり高い水準にあります。合格率だけを見れば「やさしい試験」に分類されます。
ただし、この数字には注意が必要です。受験者の多くが金融機関の社員で、業務命令として対策をしっかりしたうえで受けているため、合格率が高く出やすいという背景があります。何も対策せずに受ければ落ちる試験であることは間違いありません。
一種特有の難しさは、次の2点に集約されます。
- 計算問題 — 債券の利回り、信用取引の委託保証金、オプションの損益計算など、電卓を使う問題が出ます(試験では画面上の電卓が使えます)。
- デリバティブ取引 — 先物・オプション・スワップなど、二種にはない分野。多くの人がここでつまずきます。
実際に勉強して感じたのも、一種は「暗記だけ」ではなく問題に慣れることがかなり大事だということでした。デリバティブや信用取引は最初こそ難しく見えますが、出題パターンに慣れると得点源にしやすい印象です。逆に言えば、この2分野を捨てずに攻略すれば一種は十分に手が届くということです。攻略法は後半で解説します。
合格に必要な勉強時間の目安
一般的な目安は次の通りです。
- 二種:50〜80時間
- 一種:80〜100時間
1日1〜2時間の勉強なら、約2ヶ月が現実的なスケジュールです。金融の予備知識がある人はもっと短縮できますし、まったくの初学者なら余裕を持って3ヶ月みておくと安心です。
参考までに、私の場合は合計で約5時間ほどの勉強で合格しました。かなり短めですが、これは金融ITの実務である程度の予備知識があったことと、最初から「満点」ではなく「合格点を確実に取る」ことに絞ったのが大きな理由です。すべてを完璧に理解しようとするより、頻出ポイントを押さえて問題演習を中心に回しました。この勉強時間には個人差が非常に大きいので、予備知識のない方は前述の80〜100時間を目安に、余裕を持って計画するのがおすすめです。
独学で合格する3ステップ
私が実践して効果的だった、独学の進め方を紹介します。特別なことはなく、「インプットは軽く、問題演習を厚く」が鉄則です。
ステップ1|教材でざっと全体像をつかむ
まずは教材を、細部にこだわらず一通り進めます。ここでの目的は「暗記」ではなく「全体像をつかむ」こと。わからない用語があっても立ち止まらず、とにかく最後まで通すのがコツです。公式の「外務員必携」は分厚くて独学には不向きなので、わかりやすい市販テキストやオンライン教材を選びましょう。
ステップ2|問題演習をひたすら回す
合否を分けるのはここです。証券外務員試験は過去問に似た問題が繰り返し出るため、問題演習量がそのまま得点に直結します。私も、テキストをじっくり読み込むというより、講義と問題演習をセットで進めて、間違えたところだけを重点的に確認する形で回しました。同じ問題を繰り返し、「なぜその答えになるのか」を説明できる状態を目指します。
ステップ3|計算問題とデリバティブを個別に攻略
多くの人がつまずく計算問題とデリバティブは、分野を切り出して集中的にやります。計算問題は「解法パターンが決まっている」ので、パターンを覚えて手を動かせば得点源に変わります。デリバティブも、先物・オプションの基本的な損益図を理解すれば出題パターンは限られています。ここを捨てずに取り切れるかで、合否が大きく変わります。
私が使った教材|オンスク.JP
私が実際に使ったのは、オンスク.JPのオンライン教材です。スマホやPCで進められるので、通勤などのスキマ時間に勉強しやすかったのが決め手でした。テキストを読み込む独学スタイルではなく、講義動画と問題演習をセットで進めて、間違えた問題だけを重点的に復習する——という使い方が、短時間で合格点に届いた一番の理由だと思います。
証券外務員のように「問題演習の量」がものを言う試験とは特に相性が良く、独学で一番つまずきやすい計算問題やデリバティブも、講義で解き方を確認できるので効率的にクリアできます。
独学が不安な人はオンライン講座も選択肢
「独学だと続かない」「計算問題が自力ではきつそう」という人は、オンライン講座を使うのが有効です。月額制で複数の資格講座が受け放題になるサービスもあり、証券外務員に限らず簿記やFPなど、金融・ビジネス系の資格をまとめて学べるのも魅力です。費用はかかりますが、一発合格して早く実務や就活に活かせることを考えれば十分に元が取れます。独学でいくか講座を使うかは、「確保できる勉強時間」と「苦手分野の多さ」で判断するとよいでしょう。
試験の申し込み方法と当日の流れ
証券外務員試験は、プロメトリックのテストセンターで、平日ほぼ毎日実施されています(土日祝・年末年始を除く)。決まった試験日がないため、自分の準備が整ったタイミングで予約できるのが大きなメリットです。
- 申し込み:プロメトリックのウェブサイトから予約
- 試験方式:テストセンターのPCに入力する方式(CBT)
- 受験手数料:税込1万円台(※金額は改定されることがあるため、申し込み時に公式サイトで必ず確認してください)
- 結果:試験終了後、その場で合否がわかります
また、一般の受験者は不合格の場合、一定期間は再受験できないルールがあります。1回で受かるつもりでしっかり準備して臨みましょう。私も本番では、分からない問題に時間をかけすぎず、取れる問題を確実に拾うことを意識して、一発合格できました。
まとめ|証券外務員一種は「問題演習量」で決まる
最後に要点をまとめます。
- 証券外務員一種の合格率は73.1%(2025年度)と高めだが、無対策では受からない
- 必要な勉強時間の目安は80〜100時間(予備知識があれば短縮可)
- 独学のコツは「教材は軽く、問題演習を厚く」
- 差がつくのは計算問題とデリバティブ。ここを捨てずに攻略する
- 完璧を目指さず、合格に必要なところから優先して押さえる
証券外務員一種は、金融の土台を作りつつ、就活・転職・資産運用にまで活きるコスパの高い資格です。受験資格もなく、いつでも挑戦できます。これから受ける方も、完璧を目指しすぎず、合格に必要なところから優先して押さえていきましょう。この記事があなたの合格の後押しになればうれしいです。
スキマ時間で効率よく対策したい方は、私も使った教材をチェックしてみてください。
スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】![]()
