資格は独学と通信講座どっちがいい?選び方をわかりやすく解説

※以下の記事には、筆者が勧めるサービスや商品の紹介(PR)を含みます。

さるちゃんのズバッと結論
結論、独学か通信講座かは「どっちが優れてるか」じゃなくて「その資格の範囲の広さ」と「あなたが自己管理できるか」で決まる。範囲が狭くて合格率が高い資格は独学、範囲が広くて挫折しやすい資格は講座で時間を買う。ボクはそう割り切ってるよ。

資格の勉強を始めるとき、多くの人が迷うのが「独学でいくか、通信講座を使うか」です。結論から言うと、資格の難易度・出題範囲の広さと、自分がどれだけ安定して自己管理できるかで決めるのが正解です。値段の高い方・安い方で選ぶと、遠回りしたり挫折したりするリスクが上がります。

私はIT企業に勤めながら、独学で基本情報技術者・日商簿記2級・証券外務員一種・FP3級を取得してきました。この記事では、その経験と公式に公開されている合格率・制度データをもとに、独学と通信講座それぞれが向いているケースを整理します。「今から目指す資格は独学で足りるのか、それとも講座を検討すべきなのか」を判断する材料として使ってください。

独学 と 通信講座、どっちが向いている? 独学 ◎ 費用が安い ◎ 自分のペース △ 挫折しやすい/情報集めが手間 向く人: 合格率が高い資格・自己管理が得意 通信講座 ◎ 効率的/挫折しにくい ◎ 苦手分野を動画で理解 △ 費用がかかる 向く人: 範囲が広い資格・忙しい社会人

独学が向いている場合

合格率が高めの資格(例:FP3級証券外務員など)や、自己管理が得意な人は独学で十分です。費用を抑えられ、自分のペースで進められるのが強みです。範囲が比較的狭い資格ほど、独学でも迷子になりにくい傾向があります。

通信講座が向いている場合

範囲が広い資格(簿記2級基本情報技術者など)や、忙しくて情報集めに時間をかけられない社会人は、通信講座で効率を買うほうが結果的に近道です。動画で苦手分野を理解できるので、独学で一番つまずくポイントを短時間でクリアできます。参考までに、基本情報技術者試験の合格率はIPA(情報処理推進機構)の公表統計によれば近年40%前後で推移しており、日商簿記2級の合格率も商工会議所の受験者データで回によって変動が大きいことが分かっています。「範囲が広く変動が大きい試験ほど、学習計画そのものを外注する価値がある」というのが、これらの公式データから読み取れる傾向です。

さるちゃんの本音
「講座に頼るのは甘え」って思ってる人ほど、実は独学で回り道して時間を溶かしがち。ボクは簿記2級のとき、最初の1ヶ月を教材選びだけで浪費した。時間はお金より取り戻せない。範囲が広い試験なら、講座代を「時間を買うコスト」と考えるのはズバッと合理的だとボクは思うよ。

判断基準の一覧表

チェック項目 独学向き 通信講座向き
出題範囲の広さ 狭い(暗記中心) 広い(理解が必要な科目が多い)
合格率の傾向 比較的高め・安定 回によって変動が大きい
学習計画を立てる自信 ある あまりない/時間をかけたくない
可処分時間 比較的確保できる 忙しく最短ルートを知りたい

選び方のフローチャート

独学と通信講座どちらを選ぶかのフローチャート。出題範囲が狭ければ独学向き、広くて自己管理に不安があれば通信講座向き。

このフローチャートより、もう少し細かく自分の状況を確かめたい人は、独学が向く人・通信講座が向く人|5つの質問で分かる資格学習診断を使ってみてください。厚生労働省の調査で実際に上位に挙がった障害要因(時間・費用・コース選択の迷い)を5つの質問に落とし込んでいるので、ここでの判断の裏取りに使えます。

独学でつまずきやすいポイントと対策

独学で資格勉強を挫折してしまう人の多くは、次の3つのどれかでつまずいています。

  • 教材選びに時間をかけすぎる:書店やレビューサイトを見比べているうちに、学習を始める前に数週間が過ぎてしまうケースです。対策としては、最初の1冊は「その資格の定番テキスト」を調べて即決し、合わなければ後から買い替える方が結果的に早く進みます。
  • 学習計画を立てずに始めてしまう:試験日から逆算せず、なんとなく手をつけた範囲だけ進めてしまうと、直前期に未学習の範囲が大量に残ります。目安としては、まず試験日までの週数を数え、出題範囲の章立てをその週数で割り、1週間あたりに進めるべき章の数を先に決めてしまうと、後から計画倒れに気づきやすくなります。
  • 分からない箇所で止まってしまう:独学の最大の弱点は、理解できない部分を質問できる相手がいないことです。無料のQ&Aサイトや、その資格に強いSNSコミュニティを併用すると、止まる時間を減らせます。

逆に言えば、この3点さえ対策できれば、独学の挫折率は大きく下げられます。通信講座は、この3点をあらかじめ講座側が設計してくれている点にお金を払っている、と考えると分かりやすいでしょう。

資格別に見る独学・通信講座の実例

私自身の経験や、当ブログで紹介している各資格の学習法をもとに、独学・通信講座それぞれの選択がどう働いたかを簡単に整理します。

  • 証券外務員一種:出題範囲が比較的限定的で、過去問の反復が効きやすいため、独学との相性が良い資格です。
  • 日商簿記2級:3級と比べて工業簿記が加わり範囲が広がるため、独学でも合格できますが、つまずいた場合は動画講義で仕訳の考え方を確認すると理解が早まります。
  • 基本情報技術者:午前・午後で問われる範囲が広く、特にプログラミング分野に苦手意識がある人は、通信講座で優先順位を示してもらう恩恵が大きい資格です。

迷ったら「まず安く試す」

月額制で複数講座が受け放題のオンライン教材なら、独学の手軽さと講座の分かりやすさの”いいとこ取り”ができます。まずは低コストで試して、自分に合うか確かめるのがおすすめです。また、講座の種類によっては厚生労働省の「教育訓練給付制度」の対象になっている場合があり、条件を満たすと受講料の一部(一般教育訓練で20%・上限10万円)が支給されます。対象講座かどうかは、必ず厚生労働省の公式サイトかハローワークで確認してください。

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よくある質問

独学と通信講座、結局どっちが安く済みますか?

初期費用だけなら独学の方が安く済むことが多いですが、再受験のリスクまで含めた総額では逆転することもあります。詳しくは独学と通信講座の費用比較で解説しています。

複数の資格を並行して勉強する場合はどちらがいいですか?

資格ごとに出題範囲の広さが異なるため、資格ごとに独学・講座を使い分けるのも一つの方法です。並行学習のコツは資格2つを同時進行で勉強してわかった、うまくいく組み合わせといかない組み合わせも参考にしてください。

教育訓練給付制度はどの講座でも使えますか?

いいえ、厚生労働大臣が指定した講座のみが対象です。対象講座は年2回(4月・10月)更新されるため、申込み前に必ず厚生労働省の公式サイトまたはハローワークで最新の指定状況を確認してください。

まとめ

独学と通信講座は、優劣ではなく「向き・不向き」です。出題範囲が狭く合格率が安定している資格は独学で、範囲が広く変動が大きい資格は通信講座で時間を買う、というのが基本の考え方です。どちらを選んでも、試験日から逆算した学習計画を最初に立てることと、分からない箇所で長時間止まらない工夫をしておくことが、挫折を防ぐ共通のポイントになります。資格の難易度と自分の生活に合わせて、無理のない方を選びましょう。
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通信講座を選ぶときのチェックポイント

通信講座を使うと決めた場合も、どの講座を選ぶかで満足度は大きく変わります。申込み前に、最低限次の点は確認しておきましょう。

  • 対応している資格・コースの範囲:月額制サービスの場合、目指す資格のコースが用意されているとは限りません。申込み前に対象講座一覧を確認してください。
  • 教材の更新頻度:法改正や制度変更が多い分野(税務・法律系など)は、教材の更新が追いついているかが重要です。
  • 解約条件:「合わなかった場合にいつでもやめられるか」は、月額制サービスを試す上で特に重要な確認事項です。
  • 教育訓練給付制度の対象かどうか:対象講座であれば、受講料の一部が後日支給されます。対象の有無は講座の公式サイトに記載があるのが一般的です。

これらを確認せずに勢いで申し込むと、「思っていた内容と違った」「対象資格がなかった」という後悔につながりやすいポイントです。無料お試し期間や資料請求で内容を確認できるサービスも多いので、可能であれば申込み前に一度目を通しておくことをおすすめします。実際に複数のサービスを並べて検討したい場合は、資格の大原とオンスク.JPの比較記事で料金・講座数・サポート体制の違いを整理しているので参考にしてください。

出典・参考データ

この記事を書いたサル: さるちゃん
金融ITの現場で働くエンジニア。基本情報技術者・簿記2級・証券外務員一種ほか、働きながら資格を取ってきた実体験と、世界のデータをもとに「ズバッと分かる」解説をお届け。→ さるちゃんって何者?(プロフィール)
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