基本情報技術者、通信講座と独学どっちが受かりやすい?データで比較

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さるちゃんのズバッと結論
基本情報技術者試験、未経験から目指すなら通信講座を使ったほうが遠回りしにくい。特に科目Bの読解演習量を独学で確保するのは正直しんどい。逆に実務でコードを書いてる人なら独学でも十分戦えるよ。

どうも、さるちゃんです。金融系IT企業でエンジニアをやりながら、基本情報技術者・日商簿記2級・証券外務員一種を働きながら取ってきたサルです。

「基本情報技術者は独学と通信講座、どっちが受かりやすい?」——これ、ボクが受験前に一番悩んだポイントでもある。結論から言うと、この試験は科目Bの出題形式が独学者にとって想像以上にクセモノで、そこの対策範囲をどう埋めるかで合否がかなり変わってくる。基本情報技術者試験とは何かを先に整理したい人は基本情報技術者試験とはもあわせて読んでみてほしい。この記事では、IPA公式のデータをベースに、独学と通信講座それぞれのメリット・落とし穴を数字で比較していく。

基本情報技術者試験の合格率の実態

IPA公式の合格率推移

基本情報技術者試験は2023年4月から通年試験・CBT方式に変わった。制度移行直後の2023年4月は合格率56.4%という高水準でスタートしたけど、これは新制度への不慣れさから採点基準が調整された初動の数字で、その後は徐々に落ち着いていった。直近では、令和6年度(2024年4月〜2025年3月)の合計合格率は40.8%、2025年12月時点の月次合格率は35.1%と報告されていて、おおむね30%台後半〜40%台前半で推移しているのが実態だ。

下の図はその推移イメージをまとめたものだ。

60% 45% 30% 15% 2023年4月 56.4% 2023年度平均 2024年度合計 40.8% 2025年12月 35.1%

数字だけ見ると「4割前後なら独学でもいけそう」と思うかもしれない。でも合格率は母集団に社会人・学生・実務経験者が混ざった数字であって、あなたの背景によって体感難易度はかなり変わる。ここを勘違いしたまま独学に突っ込むと、想定より苦戦しやすい。

ボク自身、金融系のシステム開発現場でコードに触れる機会があったから、この試験の科目Aはそこまで身構えずに済んだ。でも周りを見ていると、非エンジニア職から挑戦した同僚は「暗記量はなんとかなったけど、科目Bの時間配分で苦戦した」という声が多かった。合格率という一つの数字の裏に、こういうバックグラウンドの差が隠れていることは覚えておいてほしい。

独学のメリットと落とし穴

費用は抑えられる

独学の一番のメリットは、やっぱり費用の安さだ。基本情報技術者試験の受験料は7,500円(税込)で、これに参考書代を1〜2冊足しても数千円で済む。通信講座を使うと数万円かかることが多いので、コスト面だけ見れば独学に軍配が上がる。資格取得にかかる費用の全体感を知りたい人は資格取得の費用はどれくらいかかる?も参考にしてほしい。

「まずは独学で挑戦して、ダメだったら講座を検討する」というステップを踏む人も多い。この試験は通年試験化されていて何度でも申し込めるので、1回目は自己投資を抑えて実力を確認する、という使い方自体は理にかなっている。ただし、何度も申し込み直すと結局は受験料7,500円が積み重なっていくので、闇雲な再受験はコスト面のメリットを打ち消してしまう点は注意しておきたい。

科目Bの対策範囲が読みにくい

ただし、ここが独学の一番の落とし穴。基本情報技術者試験は科目A(60問・90分)と科目B(20問・100分)の2部構成で、両方とも1,000点満点中600点以上を取らないと合格できない。科目Bは20問のうち16問がデータ構造及びアルゴリズム(擬似言語)、残りが情報セキュリティという配分で、アルゴリズムとプログラミングの比重が約8割を占める。

この擬似言語、2023年度の制度改定で表記方法が変わり、while・ifといったプログラミング言語に近い書き方になった。市販の参考書だけだと問題演習量が足りず、「読めるけど時間内に解ききれない」という状態に陥りやすいのが独学のリアルなところだ。

さるちゃんの本音
ボクは業務でコードを書く機会があったから科目Bはそこまで苦労しなかった。でも未経験からいきなり疑似言語の問題集を独学で回すのは、正直つらいと思う。悪いのはあなたの能力じゃなくて、出題形式そのものの独特さだ。

通信講座を使うメリット

出題傾向の変化への対応

基本情報技術者試験は2023年度に大きく制度が変わったばかりで、今後もサンプル問題の追加や出題傾向の微調整が続く可能性がある。通信講座は教材がその都度アップデートされるので、「今の出題形式に合った演習量」を確保しやすいのが強みだ。独学だと参考書が改訂前の情報のままということもあり得るので、ここは見過ごせない差になる。

学習ペース管理

もうひとつのメリットは学習の進め方が決まっていること。通年試験化されたことで「いつでも受けられる」分、逆に自分でペースを決めないとダラダラ先延ばしにしがちだ。通信講座はカリキュラムに沿って進めるだけでいいので、仕事をしながらでも学習リズムを崩しにくい。スキマ時間で科目Bの演習を積み重ねたい人には、こういうサービスも選択肢に入る。

ボクの周りでも、独学で始めたはいいものの「いつでも受けられるから」と受験日を決めずにズルズル先延ばしにして、結局半年以上手つかずになったという話をよく聞く。通信講座は標準学習期間や進捗管理の仕組みが用意されていることが多いので、こうした先延ばし癖がある人ほど恩恵を感じやすいはずだ。

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表:独学 vs 通信講座 比較

ここまでの内容を表にまとめておく。あなたの状況に近いほうを見比べてみてほしい。

比較項目 独学 通信講座
費用の目安 参考書代のみ(数千円程度) 数千円〜数万円(講座による)
科目B対策 演習量を自分で確保する必要あり 出題傾向に沿った演習が用意されている
学習ペース 自己管理が必要 カリキュラムに沿って進めやすい
向いている人 実務でコードを書いている人 未経験・科目Bに不安がある人

あわせて、科目A・科目Bの出題比重も図にしておく。科目Bはアルゴリズムとプログラミングが8割を占めるので、対策の優先順位を間違えないようにしたい。

科目B(20問・100分)の出題比重 アルゴリズム・プログラミング 約8割(16問) 情報セキュリティ 約2割(4問) ※出題数はサンプル問題公表時点の目安。年度によって微調整の可能性あり。 ※600点/1000点以上で合格。科目A・科目Bともに基準点を満たす必要あり。

講座を使うべき人の3つの特徴

ここまでの内容を踏まえると、通信講座を使ったほうが遠回りしにくいのは次のような人だ。

  1. プログラミング未経験者——擬似言語の読み方自体に慣れる時間が必要なので、体系立てた教材があると理解が早い。
  2. 学習時間をまとまって取れない人——通勤中や休憩時間など、スキマ時間でしか勉強できない人ほどカリキュラム管理の恩恵が大きい。
  3. 科目Bで過去に挫折した経験がある人——一度独学でつまずいた分野は、演習量が用意された講座で解き直したほうが効率がいい。

逆に、日常的にコードを書いている実務経験者や、科目Aレベルの知識にすでに自信がある人は、独学でも十分合格ラインに届く。自分がどちらに近いか、正直に振り返ってみてほしい。

迷ったら、まず自分の科目B(擬似言語)のサンプル問題を一度時間を計って解いてみるのがおすすめだ。制限時間内に半分も解ききれなかったなら講座での底上げを検討する、8割以上取れたなら独学のまま参考書を回す、というふうに、感覚ではなく実際の点数で判断すると失敗しにくい。

よくある質問

Q. 未経験からでも独学で受かりますか?
A. 不可能ではないが、学習範囲の広さから遠回りしやすい。科目Bの読解演習量をどれだけ確保できるかが合否の鍵になる。

Q. 独学と講座、併用はできますか?
A. 可能。教材費を抑えつつ、科目Bなど弱点分野だけ講座を使うというやり方をしている人もいる。

Q. 通信講座はどれくらいの期間で終わりますか?
A. 講座やカリキュラムによって幅があるので、申込前に自分の生活リズムで無理なく続けられるボリュームかを確認しておくのがおすすめだ。

Q. 科目Aと科目B、どちらから対策すべきですか?
A. 基礎知識を問う科目Aから固めて、その知識を土台に科目Bのアルゴリズム演習に時間をかける、という順番が進めやすい。

出典・参考データ

まとめると、基本情報技術者試験の合格率はここ数年30〜40%台で推移していて、決して簡単な試験ではない。特に科目Bのアルゴリズム対策は独学だと演習量が偏りやすいので、未経験者や科目Bに不安がある人は通信講座で出題傾向に沿った演習を積むほうが遠回りしにくい。逆に実務経験があるなら独学でも十分戦える試験だ。あなたがどちらのタイプか、この記事を参考に判断してみてほしい。

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この記事を書いたサル: さるちゃん
金融ITの現場で働くエンジニア。基本情報技術者・簿記2級・証券外務員一種ほか、働きながら資格を取ってきた実体験と、世界のデータをもとに「ズバッと分かる」解説をお届け。→ さるちゃんって何者?(プロフィール)

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